Miyagi, Yamagata
2020年11月11日
瑞巌寺、山寺
東北旅行に戻ります。
福浦島を出て、大通りを駅の方に戻る途中で、美味しそうなお煎餅屋さんがあり、そこでちょっと休憩。そして、「瑞巌寺」に参拝しました。
数十年前に友人と 3人で松島を訪れた時は、門のところで写真を撮っただけで、あの有名な「瑞巌寺」を参拝しませんでした。
理由は・・・忘れもしません、参拝料が 600円だったから(^^)
今でも 700円なので、その当時のお寺の参拝料としては少し高かったのでしょうか??
でも、でもです、名古屋から松島まで行ったのに・・・何を考えていたのやら、と今でも笑い話。
建物内は撮影禁止です。
2年前 1918年に平成の大修理を終えたばかり。
本堂、御成玄関、庫裏・回廊は 1609年に伊達政宗が復興した当時のまま現存していて国宝に指定されています。
入母屋造りの瑞巌寺本堂には 10の部屋があり、中央が「室中孔雀の間」その両側が「鷹の間」「文王の間」などの名前が付き 、唐戸や欄間、襖絵がその名に因んだ鳥や植物で装飾されていて、大変に豪華。魅了されます。
特に欄間と天井の細工は素晴らしい。
一旦仙台へ戻り、仙山線で 松島 の次の目的地「山寺」へ。
松尾芭蕉がこの地で詠んだとされる「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の句は
余りにも有名ですね。芭蕉がこの地を訪れたのは 1689年。
山寺の正式名称は
「宝珠山 阿所川院 立石寺」(ほうじゅさん あそかわいん りっしゃくじ) と言います。
山寺駅からまずは「根本中堂」
そして「日枝神社」「常行 念仏堂」
芭蕉の像はこの念仏堂の近くにあったと思います。
山門を通り、石段を登って「せみ塚」
石段を登って行くと、「仁王門」「性相院」「金乗院」「中性院」などがあり、途中の僧たちが修行をした岩場には、岩肌に戒名が刻まれた岩塔婆(いわとうば) や無数の卒塔婆が重ねられた場所が現れます。
そこが「弥陀洞」(みだほら)
誰もいなかったら少し怖い。自然に厳かな気持ちになりました。
↓ 「開山堂」「五大堂」
どんどん登って行くと、百丈岩と呼ばれる断崖絶壁の上に赤い小さな「納経堂」が見えました。この「納経堂」は、山寺に現存する最も古い建物。
その下が、立石寺を開山した慈覚大師を祀る「開山堂」
その奥の更に細い石段を上がったところにあるのが「五大堂」
五大明王が祀られ、慈覚大師が天下泰平を祈った場所と言われています。
「五大堂」は舞台造りの建物で、山寺随一の展望台。
JRの山寺駅も遥か遠くに望めます。
石段のてっぺんは「奥之院」
正式名称を「如法堂」(にょほうどう) といい、御本尊には慈覚大師が修行中に所持していたと伝えられる 釈迦如来 と 多宝如来 の両尊が祀られています。
奥之院の向かって左側にあるのが「大仏殿」
高さ 5mほどの金色の阿弥陀如来座像が安置されています。
そして、階段の下に立つのは、日本三大灯籠の一つ「金灯籠」
山門から奥之院までの石段は 1015 段だそうです。
この日は、ここに寄って、後は山形から蔵王温泉へ行くだけ・・・だって、山寺駅から山形までは 20分だし蔵王温泉までは 40分くらいなんだから・・・と高を括っていたのが大失敗。
電車の時間などもきちんと調べないで朝も結構ゆっくり。
ちょっと気になって、山寺駅へ着く少し前、電車の時間を調べたら・・・えッ〜〜!山形行きの電車は、時間に 1本しかありません。そして、次の列車を逃したら、蔵王温泉へ向かうバスは 2本も後になる・・・ガ〜ン!
それにしても「山寺」を目的に来たのに、あの山を登って参拝するのに 2時間もないなんて、と半分諦め気味だったのを、奥之院で時間を見たら電車到着の時間まで後 25分くらい。ここは頑張るしかない、と駆け足〜(^^)
4分くらい前に到着。やればできるじゃん!
今日も長くなってごめんなさい。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
↓ 今日のニャーちゃん♪
久しぶりに会ったニャーちゃんに「わぁ〜久しぶり!こんにちは〜🎵」
と言ったけど、睨まれた〜〜。
jugon1911 at 12:55|この記事のURL│Comments(17)