YAMAGATA
2020年11月30日
蔵王 -3 (独鈷沼)

空気が乾燥し出したので、各地で COVID-19 の感染が拡大してきましたね。
お互いに、基本(マスク着用、帰宅時のうがいと手洗い) を守り、気を付けて過ごしたいです。
10月の東北旅行の続き、今日でお仕舞です。
↑ 「独鈷沼」
10/22 午後、前回 UP した「片貝沼(かたかいぬま) 」から
「独鈷沼 (どっこぬま) 」を目指します。
後できちんと地図を見たら、中央高原には、他にも「目玉沼」とか「ウツボ沼」というのもありました。
「片貝沼」から「独鈷沼」へも道標に従いながらいくつかの 林 やゲレンデを横断しながら向かいますが、結構遠い。

歩いていたら、途中、一歩足を進める毎に地面から鳥の群れがザザザーッと飛び立つ林がありました。
数も多いし速度が速く止まらないのでどんな鳥なのか一向に分かりませんでしたが、その林の出口辺り、視界が開けたところでやっと木の上に止まる姿を捉えたのが ↑
その一区画だけでしか見かけませんでしたが、名前を "アトリ" と言うそうです。jugon が見たよりもっと凄い群れを成している時もあるようです。

自分が知らないととっても珍しい鳥かと想像してしまいますが、
そうでもないみたい(^^)

途中で、道しるべがなくなり、ゲレンデの上の方から眺めたら、少し離れたところになんとなくそれっぽい場所が・・・近付くと、そこが「独鈷沼」でした。
もっと山奥にある沼かと思っていたら、沼の一部は、車も通る道路沿いで、ちょっと想像とは違いましたが、季節のせいか人も一組二組。
そろそろ夕方近くで気温も下がり、静まり返った青っぽい沼は神秘的で、水面に映る紅葉した木々がさざ波に揺れる様子は見ていて飽きません。

この沼の名前の由来:昔、この沼に住む竜を静めるために 覚山法師が呪文を唱えながら金剛杵の独鈷を沼に投げ入れ、その竜を水神として祀った。


その後、ロープウェイ駅へ戻るのがこれまた大変!
駅はこっち→ の道標に従い、ゲレンデを登りましたが、登っても登っても次の道標が見当たりません。
上の方にある案内をカメラの望遠で写して拡大して見てみても、遠すぎて読めず。
息は上がるけれど、途中に道があって案内板が見えなくなるので仕方がありません、どんどん登って、近くまで行って確認したら、スキーの時のゲレンデ案内で、ロープウェイ駅を示すものではなく・・・「さぁ、困った!」
見渡すと遠くある建物が、どうも駅っぽい。それで、今度は、今登ってきたゲレンデを下り、途中にあった道を上で見えた建物方向へ進んで行くと、「白貝沼」へ行く時に通ったところに出ました!
乗れたのは 16時40分のラス前。
あんな上の方まで登ったお陰で、写せた景色が ↑
遠くまで見渡せる山々の稜線、手前のまだ残る鮮やかな紅葉。
そんな美しい景色を見られたので、
ハァハァ言いながら登った甲斐はありました

翌日(10/23) は予報通り朝から雨で、蔵王温泉の中を歩こうかなとも思っていたのを止めて、早々に山形駅へ。
↓ 23日のお昼(?) と夕食

山形駅へ着いても雨脚は変わらず。でも、時間があるので、市内へ行ってみることに。
あてもないし、な〜んにもない! だんだん機嫌も怪しくなり・・・。
時間潰し(?) にお蕎麦を食べて、駅へ戻り、お土産屋さんを見ながらプラプラ。
とても美味しいお酒でした。
横浜駅構内に南北を繋ぐ通路がいつの間にやら完成していて、何軒かのお店が入っていました。夜はその一軒で。
これにて、10月の東北の旅記録、終了です。
長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました

↓


なぜかニャーちゃんの横に将棋盤。






jugon1911 at 17:06|この記事のURL│Comments(12)
2020年11月27日
蔵王 -2 (片貝沼)

ただいま〜🎵
ちょっと暑いくらいだった今年の 秋 も、そろそろ 冬 と交代ですね。
月曜日に戻ってきました。そして、昨日は、年に一度の健康診断。
帰って来た日に、ビール+ハイボール(W) 3杯で、肝臓の数値が・・・。
なぜか背が伸び、携帯の見過ぎでしょうか、視力低下。
骨密度もちょっと、ね。って感じ。
↑「片貝沼」
蔵王の続き、行きます(^^)
蔵王温泉、2日目(10/22) の午後は、一旦 "蔵王ロープウェイ" で麓へ下り、そこから、少し歩いたところにある "蔵王中央ロープウェイ" で "鳥兜山" へ。

山の上の方は、もう紅葉も終わって、葉っぱが茶色くなった木や葉を落とした木々が織りなす山の風景になっていました。
こういう山の景色も "絵" になります。
鳥兜山頂(1,387m) から遠くに見える山々の稜線が美しい。
そこから、どこへ行こうか地図を見ながら相談。
「中央高原」と呼ばれるこの辺りには、いろんな散策コースがありましたが、途中に貼ってあった写真の「ドッコ沼」が綺麗だったのと、そんなに時間がかからなさそうだったので行ってみることにして、歩き始めました。
歩いている途中の道標に、「片貝沼」と書いてあり、そこを巡ってから「ドッコ沼」へ行くことができそうだったので、そっちに先に行ってみることにしました。

ゲレンデを横断したり、林をいくつか抜けて、辿り着いた「片貝沼」は、
人っ子一人なく、静寂の中。
向こうに見える山の中の葉を落とした木々の白い幹と赤や黄色やグリーンのコントラストが何とも言えず綺麗でした。

↓ 10/22 のお夕食と 10/23 の朝食

宿泊した宿は、斎藤茂吉のご親戚だったかな、何かご関係があるそうで、この夜の炊き込みご飯は、ちょっと「えッ?!」でしたが、茂吉好みの「鰻ご飯」
山形名物「芋煮」が熱々でとても美味しい。
この日は、量より質。前日のお夕食もこのくらいの量のものをお願いしていたのに、間違っちゃったみたい。


ニャーちゃんの体は本当に柔軟ですね〜。






jugon1911 at 00:00|この記事のURL│Comments(18)
2020年11月16日
蔵王 -1

ゆっくりペースで進む「東北旅行」
3日目は、松島から山寺参拝を経て、蔵王温泉へ。
山寺から脱兎の如く下山して、やっと間に合った 14:57発の電車。
山形到着は 15:17 ですが、毎時 20分発の蔵王温泉行 15:20 のバスには間に合わず、16:20発に乗車。
蔵王温泉に着いたのは 5時頃でしたが、すでに暗くなっていて雨も降り出していました。
行く予定をしていた「お釜」は、雲で見えないとの情報。
それに、COVID-19 の影響で、バスの運行も停止中。
もしも、行くなら蔵王山頂から徒歩で更に 1時間半ほどかけて山を二つ越えて行くしかありません。
「お釜」をまた見たくて来たとは言え、行くのはいいけれど、帰りもあると思うと、見えるか見えないか分からない「お釜」を目指す気になれず、断念。
その向こうに広がるのは、冬には樹氷になる(ハズ) の、針葉樹 "アオモリトドマツ" ですが、山頂付近はほとんど枯れていました。
蛾の幼虫の食害に依るものだそうです。
↓ 蔵王山頂

山頂に着くとすぐ目に飛び込むのは「蔵王地蔵尊」
建立は 1775年 8月 全高 236cm
この大きなお地蔵さまを当時、ここにお祀りするのはどんなに大変なことだったのでしょうね?
左下の写真にある山の中の道をずっと登って行った先に蔵王のシンボル「お釜」があります。

↓ 山頂までは、”蔵王ロープウェイ"
山麓線と山頂線を乗り継いで行きます。

画像をクリックして拡大すると、それぞれの写真を更に大きくしてご覧いただくことができます。

途中で出会ったご婦人が「な〜んにもないのよ、ちょっとした水溜まりのようなものがあるだけ」と仰っていましたが、jugon としては、静かで良い雰囲気。こんな感じかな〜という印象でした。

「いろは沼」へ行くのには、樹氷高原駅からゲレンデを登ります。
雪のないゲレンデを登ったのはここが最初。
振り返ると山々や蔵王温泉の町が見え、良い景色です。
ちょっと青空も見えたり。
「観松平」の一部を通り、3本の古い松に出会えました。(写真は 2本だけ)
↓ ず〜っと昔

「お釜」で撮った写真、み〜〜っけ(^^)
この時も、松島 → 蔵王温泉でしたが、どこかから盛岡へ行き、わんこ蕎麦 をいただいて、松島へ行ったような・・・。

夕食は、お願いしていた少量コースではなく普通のコースで、美味しかったけれど、あれもこれもで品数多過ぎ。ご飯は、今期 2度目の松茸ご飯。
また長い記事になりました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。


木々の間でぐっすりのニャーちゃん、可愛いね。
(猫を写した場所と記事は関係がありません)

このところ秋晴れの良いお天気が続きますね。でも、もうそろそろ寒くなる時期、みなさまあれやこれやにお気をつけてお元気でお過ごしくださいませ。
留守中にも記事を二つ UP しますが、蔵王の続きではありません。
そちらは、途中になってしまいますが、また帰ってきてから書く予定ですので、よろしくお願いいたします。
コメント欄は閉じさせていただいています。 jugon






jugon1911 at 00:48|この記事のURL
2020年11月11日
瑞巌寺、山寺

東北旅行に戻ります。
福浦島を出て、大通りを駅の方に戻る途中で、美味しそうなお煎餅屋さんがあり、そこでちょっと休憩。そして、「瑞巌寺」に参拝しました。
数十年前に友人と 3人で松島を訪れた時は、門のところで写真を撮っただけで、あの有名な「瑞巌寺」を参拝しませんでした。
理由は・・・忘れもしません、参拝料が 600円だったから(^^)
今でも 700円なので、その当時のお寺の参拝料としては少し高かったのでしょうか??
でも、でもです、名古屋から松島まで行ったのに・・・何を考えていたのやら、と今でも笑い話。

建物内は撮影禁止です。
2年前 1918年に平成の大修理を終えたばかり。
本堂、御成玄関、庫裏・回廊は 1609年に伊達政宗が復興した当時のまま現存していて国宝に指定されています。
入母屋造りの瑞巌寺本堂には 10の部屋があり、中央が「室中孔雀の間」その両側が「鷹の間」「文王の間」などの名前が付き 、唐戸や欄間、襖絵がその名に因んだ鳥や植物で装飾されていて、大変に豪華。魅了されます。
特に欄間と天井の細工は素晴らしい。

一旦仙台へ戻り、仙山線で 松島 の次の目的地「山寺」へ。
松尾芭蕉がこの地で詠んだとされる「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の句は
余りにも有名ですね。芭蕉がこの地を訪れたのは 1689年。

山寺の正式名称は
「宝珠山 阿所川院 立石寺」(ほうじゅさん あそかわいん りっしゃくじ) と言います。
山寺駅からまずは「根本中堂」
そして「日枝神社」「常行 念仏堂」
芭蕉の像はこの念仏堂の近くにあったと思います。

山門を通り、石段を登って「せみ塚」
石段を登って行くと、「仁王門」「性相院」「金乗院」「中性院」などがあり、途中の僧たちが修行をした岩場には、岩肌に戒名が刻まれた岩塔婆(いわとうば) や無数の卒塔婆が重ねられた場所が現れます。
そこが「弥陀洞」(みだほら)
誰もいなかったら少し怖い。自然に厳かな気持ちになりました。
↓ 「開山堂」「五大堂」

どんどん登って行くと、百丈岩と呼ばれる断崖絶壁の上に赤い小さな「納経堂」が見えました。この「納経堂」は、山寺に現存する最も古い建物。
その下が、立石寺を開山した慈覚大師を祀る「開山堂」
その奥の更に細い石段を上がったところにあるのが「五大堂」
五大明王が祀られ、慈覚大師が天下泰平を祈った場所と言われています。
「五大堂」は舞台造りの建物で、山寺随一の展望台。
JRの山寺駅も遥か遠くに望めます。

石段のてっぺんは「奥之院」
正式名称を「如法堂」(にょほうどう) といい、御本尊には慈覚大師が修行中に所持していたと伝えられる 釈迦如来 と 多宝如来 の両尊が祀られています。
奥之院の向かって左側にあるのが「大仏殿」
高さ 5mほどの金色の阿弥陀如来座像が安置されています。
そして、階段の下に立つのは、日本三大灯籠の一つ「金灯籠」
山門から奥之院までの石段は 1015 段だそうです。
この日は、ここに寄って、後は山形から蔵王温泉へ行くだけ・・・だって、山寺駅から山形までは 20分だし蔵王温泉までは 40分くらいなんだから・・・と高を括っていたのが大失敗。
電車の時間などもきちんと調べないで朝も結構ゆっくり。
ちょっと気になって、山寺駅へ着く少し前、電車の時間を調べたら・・・えッ〜〜!山形行きの電車は、時間に 1本しかありません。そして、次の列車を逃したら、蔵王温泉へ向かうバスは 2本も後になる・・・ガ〜ン!
それにしても「山寺」を目的に来たのに、あの山を登って参拝するのに 2時間もないなんて、と半分諦め気味だったのを、奥之院で時間を見たら電車到着の時間まで後 25分くらい。ここは頑張るしかない、と駆け足〜(^^)
4分くらい前に到着。やればできるじゃん!
今日も長くなってごめんなさい。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
↓


久しぶりに会ったニャーちゃんに「わぁ〜久しぶり!こんにちは〜🎵」
と言ったけど、睨まれた〜〜。






jugon1911 at 12:55|この記事のURL│Comments(17)