Cinema
2017年10月07日
長良川の落ち鮎

琵琶湖から戻った翌々日は、父を迎えに行って岐阜県郡上市の
いつものお店で落ち鮎ランチ。
ずっとお天気続きだったのに、お昼から怪しい雲行きに。
↑ の写真は、お食事の後行った郡上の "星宮神社" (ほしのみやじんじゃ) です。

長良川沿いの観光やな "みやちか" さんのテラスにいる内は、雨はなんとか止んでくれていて、急ぐこともなく鮎三昧。
お刺身の鮎は、食べ終わる頃までピクピク 。この日その時までに簗にかかった鮎は一匹だけだったようですが、数日前の雨の後には一万匹が上がったそうです。一万匹ってすごいですね! この日の鮎はその一部かな〜。
ここは旧宮内省御陵場だったところで鮎も "郡上鮎" というブランドなのだそうです。
何度も行っているのに、そんな説明を今まで読んでいませんでした(^^;

鄙びた地にありながら、星宮神社は、古くて立派な神社です。
9月末ですが雨模様だったのもあって、空気がヒンヤリ。 そして、湧水の所以外には人っ子一人いない静けさ。
日本最古の円空仏が郡上の美並町にあることと生誕の地とされていることから、この地は "円空の里" とも呼ばれているので、各所に円空仏っぽい木彫りが置いてあります。
また、天然記念物である粥川谷に生息する鰻は、妖鬼退治をする藤原少将高光公の道案内をしたという伝説から神の使いとされていて、美並町の人々は大切に保護し今も鰻を食べないそうです。
藤原少将高光公が、その時用いた矢を納めたという "矢納ケ淵" は写真右下。
ここには、今年の 3月、板取川の方へ行った時にも寄りましたが、記事を書いていませんでしたので、上のコラージュにはその時の写真も混ぜました。

鮎の時期ではなかったので、アマゴやイワナや釜めし。
これから芽吹く木々や土筆が浅い春を告げる頃のことです。
燕もたくさんいましたよ。
↓


"ボブという名の猫 幸せのハイタッチ"
名古屋へ行く前に観てきました。久しぶりの映画。
ボブは本物です。 俳優さんとも仲良しで、肩にも乗ってハイタッチもして、可愛い演技派茶トランです。
ボブを主人公にしたノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」が大変なベスト・セラーになり、映画化が実現したそうですが、本と言えば、カズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞素晴らしいですね。
彼の作品は 「日の名残り」だけ読んでいます。そして、映画も。 珍しく観てから読んだ作品でした。
受賞を機に次は「充たされざる者」を読みたいと思っています。






いらしてくださってありがとうございました。
今日も良い一日でありますように

jugon1911 at 12:46|この記事のURL│Comments(8)
2014年07月11日
マレフィセント

マレフィセント 原題:Maleficent
観たいと思っている映画が何本かある中、候補に挙がっていなかったアンジェリーナ・ジョリーの「マレフィセント」を観てきました。

ディズニーの「眠れる森の美女」に魔法をかけたマレフィセントの側から描かれたストーリー。
アンジェリーナ・ジョリーのマレフィセントには迫力があり、格好良くてとてもクール。それにちょっと可愛い。


先日、「アナと雪の女王」の時に予告を観て、随分ディズニーらしくない映画だと思っていたけれど、観てみたらやっぱりディズニー。魔法もいっぱい、キャラクターも可愛くてちょっとハッピーになるおとぎ話。予告は怖い部分だけが強調し過ぎ。jugon的には、観たい気持ちになりにくい予告でした(^^)
「アナと雪の女王」もそうですが、"True Love" は、男女間には難しいってコトかしらね?
最初の写真の女の子は、アンジェリーナ・ジョリーの実のお子さんだそうですよ。
この作品でも製作に加わっている彼女は、これから監督業もするそうですが、私たち日本人には許し難い、きちんと検証のされていない題材で、反日感情を煽るような映画は作らないで欲しいです。
その映画についてご興味がおありでしたら "ダーリンはフランス人 in 韓国" のまさるさんが こちら に詳しく書いていらっしゃいます。
映画 "Unbroken" の原作について書かれた 森川聡一さんの書評は こちら です。


夕焼けの日に出会ったニャ〜。


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2014年06月10日
雨の日の過ごし方 II

"アナと雪の女王" (原題:FROZEN)
翌日は、鎌倉から江ノ電に乗って(後は決めていない) の予定で待ち合わせをしていて、家を出ようとしたらメールが来てました〜(^^;・・・"大雨警報が出てるけど・・・" って!
そんなの気にせず行く気満々というか行くって決めてた jugon (^^)
そうよね〜、そう言えば、雨がじゃんじゃんだったから昨日は水族館だったんだし・・・。
こんな雨の日は、家に居るのが一番だけど、出掛けるなら、美術館とか博物館とか水族館とか・・・。
水族館は昨日行っちゃったし、横浜美術館はトリエンナーレがあるせいか休展中。上野まで行くのはかったるいし。
それで、映画でも観る〜〜? となり、とても人気と聞いていた "アナと雪の女王" を観たのでした。

迫力のある歌とストーリーも良くて、氷の世界、特にお城がとても綺麗で、老若男女が楽しめる映画ですね。予告の時点でなんだか眠かったので、途中で寝ちゃうかもと思っていたのですが、全然。 グイグイと引きこまれて最後まで。


↓ 映画の後は、ワイン♪

雨でも何でもこれさえあればね〜

行ったのは、映画館の斜め前のバル "Tapas Blanco"
次回はきっと江ノ島の夕焼けを写したいと言いながらお友達は、この後、夕方の新幹線で名古屋へ。


茶トラちゃんは、不審者発見した??


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2014年04月27日
ウォルト・ディズニーの約束

ウォルト・ディズニーの約束 (原題:Saving Mr.Banks)
これを観たのは、え〜〜っと、もう1ヶ月くらい前。
まだどこかで上映していたら、是非ご覧ください。または、DVD で。
児童文学者パメラ・L・トラバースが書いた「メリー・ポピンズ」をディズニーが映画化するまでのお話です。
甘いおとぎ話にしたくない原作者と楽しい映画にしたい製作チームとの戦い、幼い少女だったトラバースとその父親とのエピソード、ウォルト・ディズニーが P.L.トラバースとの契約に至るまでの過程を織り交ぜてストーリーが進みます。


ウォルト・ディズニー本人が案内してくれるディズニー・ランド、考えただけ誰もがワクワクなのに・・・。
彼女はどうしていつもそんなに不機嫌なの? とこちらがイラってしちゃうくらい。

トム・ハンクス演じるところのウォルトが最終的にミス・トラバースを説得する場面は、思わず引き込まれます。


ちょっと辟易とするくらいの偏屈で頑固なトラバースがなぜそんなに自分の作品(メリー・ポピンズ) を守ろうとするのか・・・原題の Mr.Banks は彼女のお父さん。
他の人からまたは世間的に見たら、ダメ人間のような父親は、夢や空想を大切にする少年の心を持った彼女の一番の理解者。そんな父親との温かな思い出と彼女から見た本当の Mr.Banks ・・・それが「メリー・ポピンズ」でした。




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2014年02月24日
"Viaggio Sola" & サラベス


自分の現状に疑問を持っている人ってとても多いと思いますが、この映画の主人公も妹に言われたり、意気投合した方が亡くなったり、元カレに子供ができそうになったりで、自分の今と将来を考え始めます。
女性監督 マリア・ソーレ・トニャッツイ の "はじまりは五つ星ホテルから"
原題は "Viaggio Sola" 旅行だけの人生というような意味でしょうか?

世界中の五つ星のホテルに泊まり調査をする・・・とても面白そうで楽しそうですよね? それで、溜まったマイルで休暇。時には、姪っ子たちと一緒に旅行したり、今では親友になった元彼も居て、仕事自体に不満がある訳でもなく、今どうしてもしたいことがある訳でもない・・・jugon とお友達の意見は、変える必要なんかないわよね!? でした(^^)
でも、タンザニア(だったと思います) へ赴任するのも良い考えかも。(タンザニアのことは、映画を観てね!)

↓ 映画の前に、代官山の "サラベス" でブランチ


一緒に映画を観たのは一昨年だったかな〜、くらい久しぶりだったので、まずはスパークリングで乾杯

新宿に続いて代官山にできたサラベス、開店当初は終日ドアの外までキューが続いていたそうですが、この日は階段のところまで並んでるくらいでした。
彼女は、"クラシック エッグベネディクト"、jugon は、"レモンリコッタ パンケーキ"
「ニューヨークの朝食の女王」のパンケーキ、美味しかったです。 で、お腹もいっぱ〜い!
お腹いっぱいになると眠くなる方程式で、お友達は、映画の始まりに激しい睡魔に襲われたそうですよ。


近くのお寺の早咲きの桜、昨日見たらこんなに咲いていましたよ・・・春、とっても近付いていますね(^^)


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2013年10月07日
大統領の料理人

映画って予告を観たら行きたくなりますね?
それで、先日ジャンヌ・モローの映画を観た時に次はコレと決めていたクリスチャン・ヴァンサン監督の "大統領の料理人" (原題: Les Saveurs du Palais "宮殿の味") を観ました。
80〜90年代にかけてフランスの大統領だった F.ミッテラン氏は 1988年大統領 2期目に再選された際、正式にプライベート・シェフを雇うことを決め、その時、ジョエル・ロブションに推奨されて唯一女性シェフとしてエリゼ宮に入った ダニエル・デルプシュ さんの実話に基づいた物語。
彼女の役名、オルタンス・ラボリを演じるのは、カトリーヌ・フロ。
お料理にかける情熱と頑固さや勝気さ、毅然とした雰囲気を持つオルタンスは、なんとな〜く jugon のお料理の先生と重なりました。

9月の初旬から公開されていたのに、タイミングが良くなくて今頃になってしまい、ちょっと残念。
と言うのは、この映画のモデルであるダニエル・デルプシュさんが来日をされていて TV にも出演されたのに知らずにいたから。

映画の中には美味しそうで手間暇かかった数々のお料理が登場します。
公式サイトの中にも書かれていますが、サーモンと縮緬キャベツを交互に積み重ねた "キャベツとサーモンのファルシ" などの豪華なお料理は、どれもフランスの家庭料理の流れを汲むものなのだそうです。

大統領がふらりと訪れた厨房で、オルタンスが作るトリュフ・バターを塗ってトリュフを重ねていく "黒トリュフのタルティーヌ" は、垂涎三尺。
でもでも、jugon が一番興味津々なのは、助手のニコラと共にすごく苦労をしてやっと完成させたのに、結局食事会に出されなかった "ジェンシェ" というフロマージュ・フレのデザート。
多分この映画を観た人は誰もあのデザートがとても気になるのじゃないかと思います(^^)
そして、傷心のオルタンスが1年間賄いとして働いた南極基地の人たちの温かさも心に残りました。


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2013年09月07日
Une Estonienne a Paris

久しぶりに映画を観てきました。
85才のジャンヌ・モロー主演の、邦題 "クロワッサンで朝食を"
"Une Estonienne a Paris" (パリのエストニア人) が原題です。
内容から見て邦題は、余りに軽すぎるとい言うかイメージがかけ離れています。

映画の内容を、一言で言ってしまえば、とても辛辣で気難しい老婦人が、同じエストニア出身の家政婦に若き日の自分を重ね合わせ次第に心を開いていくという物語。

老婦人フリーダを演じる年老いたジャンヌ・モローの存在感が圧倒的です。
老婦人役が彼女ではなく、アンヌ役のライネ・マギがとても有名な女優さんだったら、この物語の主人公は、アンヌのはずです。
でも、jugon もジャンヌ・モローが主演と聞いて観に行ったのですけれどネ(^^)

作品の中でジャンヌ・モローが着ているシャネルは全て、ココ・シャネルとも親交のあった彼女の私物だそうです。
映画のことは、リンクを開いていただければだいたい分かると思います。
それより、エストニア!!
jugon の場合、バルト3国の一つってことくらいしか知らなかったエストニアですけれど、ITがとても進んでいて、ヨーロッパにおいてはオフショア開発の拠点であり、無線LAN が国中に張り巡らされ周囲に何もないような田舎へ行っても WiFi が可能、選挙も 25% はオンライン投票。そして、スカイプを生んだのもエストニア。 国民IDカードもすでに広く普及していて、経済的にも良好、1997年に首都タリンの旧市街に残る歴史的遺産がユネスコの世界遺産に登録されたことで近年観光にいらっしゃる方も多いのだそうです。
そして、お相撲さんの把瑠都もエストニア出身でした。
知らないこと多過ぎの jugon ですが、みなさんはこんなエストニアのこと、ご存じでしたか?


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2012年05月04日
The Artist

築地へ行った帰り、ミニ大根はロッカーに預けて(^^)
モノクロ、そしてほぼサイレント映画 "The Artist" を観てきました。
サイレントが反って新鮮で面白く、いつもより一生懸命観てしまう感じでした。

第1回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)の最優秀俳優犬賞を受賞したジャックラッセルテリアのアギーがものすごく可愛くて、あんな風にワンちゃんといつも一緒に居られたらどんなに幸せかしら。
アギーは、2002年フロリダ生まれ。捨て犬で殺処分されかけてたところをプロの動物トレーナー、オーマー・ヴォン・ミューラー氏に引き取られタレント犬として育てられました。
ドックフード、車、ビール等のCMに出演。 またドッグ・ショーでスケート・ボードに乗る芸を披露し中米を回り、1歳半で映画デビューしました。
2005年 "ワサップ" ディズニー映画 "ライフ・イズ・ワン!ダフル"
2011年には、"恋人たちのパレード" 等に出演。
もう10歳になるアギー、神経性の病気とも言われこの "アーティスト" を最後に引退してしまうそうですが、4月末にはホワイトハウスにご招待されたらしいですよ。

意気の合ったタップ・ダンス、観ているだけでなんだか気分が晴れやかになりました。
タップダンス、jugon はリズム感がないので無理ですが、上手にできたらすっごく楽しそう♪


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2012年03月05日
昼下がり、ローマの恋

久々、シネマ。
"昼下がり、ローマの恋" 原題 "Manuale d'amore 3"
3つの恋のお話。
いくつになっても出会いと恋を諦めないで。
恋のキューピッドの矢はいつどこから飛んでくるのか分かりませんよって(^^)
同じ劇場で上映中の「El Bulli」とどちらにしましょうか?ってお友達と相談の結果、ランチの時間を取るために終わる時間の早い方に・・・。
彼女ともホント久々、数年ぶり。楽しい一日になりました♪
ところで、今日は啓蟄ですね。
こ〜んな雨じゃ、虫たちも明日にする!って言ってるかも(^^)


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2010年12月18日
クリスマス・ストーリー

久しぶりに観たのは、フランス映画。
そして、久々のカトリーヌ・ドヌーヴ。
監督:アルノー・デプレシャン
原題:"Un Cont de Noel"
"ある家族のクリスマス・ストーリー" です。

お兄さんを救えなかったからって、生まれた時から "役立たず" 呼ばわりのアンリは、姉からは追放されるし、お母さんからは、はっきり "嫌い!" って言われるし・・・。
でも、親子って利害関係がないから、どこか通じているところがあるからそんなこと言えるのでしょうね。
嫌いでも利害関係があったり、義理の親子だったらそんなこと言えませんもの。
そして、姉に嫌われ、母親にそんなことを言われ、苦悶しながらも骨髄の提供をしたアンリが痛みをこらえて訪れたジュノンの病室でコイン・トスをする場面には、とても温かな親子の "愛" が見えました。
一つの家族の中にいくつかの "愛" の形があります。

ストーリーもキャスティングもほとんど知らないまま観たこの映画、シルヴィア役のキアラ・マストロヤンニが、ドヌーヴとマストロヤンニのお嬢さんとは知らなかったのがちょっと残念でした。



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jugon1911 at 10:00|この記事のURL│TrackBack(0)