2020年11月20日
「唐猫」の子孫

横浜市金沢区にある「称名寺」
鎌倉時代に北条実時が開基し、金沢北条氏の菩提寺になった古刹です。
ここに「唐猫」またの名を「金沢猫」がいるかも・・・という記事が新聞に載っていて行ってみました。
「称名寺」には何度か行ったことがありますが、猫ちゃんを見たことがなく、会えるかなぁ〜と思いながら・・・。

金沢区の六浦は、鎌倉幕府の要所であり、港は日本各地へ行く船で賑わっていたそうな。
知識欲の旺盛な北条実時は、仏教の経典を唐から入手することを切望し、ある時、経典や青磁、仏像などを積んだ三艘の船が六浦に到着。
「三艘」という地名が今も残るのは、その当時の人々にとって唐からの船は、類稀な興奮する出来事であったと想像します。
猫ちゃんたちは、船荷をかじるネズミ対策要員として乗船していました。

その猫たちは、「唐猫」とか「金沢猫」と呼ばれ、その後も大切にされたそうです。

和尚さんにお尋ねしたら、
「確かにそういう伝説はありますが、あの子たちがその末裔かと聞かれれば、多分、いえ、ほぼ違うと思います」
左下に写っているのは、称名寺の池にいた "カワセミ"
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この子もひょっとしたら「唐猫」かも・・・

この日「称名寺」では、3匹のニャーちゃんに出会えました。






