2007年12月23日

チーズのお話 - Sainte-Maure de Touraine

Plate
いろいろなチーズを紹介をしていきたいと思い、"チーズのお話" としてシリーズっぽくしようとしていたのに、ひとつ前の "チーズのお話" を投稿したのはナント昨年の11月でした(^^ゞ・・・1年以上もあいていたなんて、私らしいかも〜(笑)



Sainte-Maure de Touraine-1ルネッサンス期の古城が点在し風光明媚なロワール地方は "フランスの庭" とも呼ばれ、山羊乳製のチーズの宝庫です。

その昔、南スペインから北上してきたサラセン軍がポワチエで撃退された後に、連れて来られた山羊と山羊のチーズの製法が残されたと言われています。

この "サント・モール・ド・トゥレーヌ" が、この地方に数多くある山羊のチーズの中でも知名度が高いのは、木炭粉がまぶされた薪の様な形状と、中に藁が1本通されているというユニークさが一役買っているのかも知れません。
この藁の元々の役目は、型崩れの防止とチーズの呼吸を助けるためのものでした。現在は、AOC の規定により、藁の表面に生産者 No.が印刷されています。

フレッシュな内は、山羊らしい酸味とミルクのまろやかさが楽しめます。
熟成が進むにつれて、周りに塗された木炭粉がブラックからグレーに変化して、製造後 3週間くらいからが食べ頃です。
身はきめ細かく詰まってしっとりとなめらかになり、コクが出て酸味は随分優しくなってきます。
そして、更に水分が飛んで熟成が進むと丸みとボリュームのあるほっくりとした味わいになり、香ばしいナッツのフレヴァーが楽しめます。

山羊のチーズには、蜂蜜やジャム、胡桃、無花果などのドライ・フルーツを合わせると一層美味しくいただけます。
そしてワインは、トゥレーヌ地方の赤、特にシノン、またはヴーヴレの白などが合うと思います。

Sainte-Maure de Touraine-2


真ん中に通された藁を外したところ。







<参考> "Sainte-Maure de Touraine"
     A.O.C.取得1990 シェーヴル・タイプ
     熟成期間:最低10日間
     外観:細長い筒状 長さ 約17cm、重さ 約250g
     固形分中乳脂肪:最低45%



ねこ

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jugon1911 at 15:05│Comments(6)TrackBack(0)Cheese | 2007, 2008 Winter

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この記事へのコメント

1. Posted by 壁カジ   2007年12月24日 05:15
サラセン軍のお話、たしか耳にした事があります♪
山羊を持ち込んだのは彼らだったんですね〜。
それにしてもコレってチーズですよね?!
一瞬【ムラサキイモ】かと思った(^^;

今Gyaoで、4日間限定ですが【ハイジ】をやってるんです。
観たのですが・・。
おじいさんと一緒に山羊のチーズを作るシーンがありました。
アニメと全く同じで、バケツに乳を入れて
手でかき回して・・・
現物を販売するシーンもあったんですが
めっさ美味そうでもう・・そら、ああた(ToT)

これらのチーズとワインが
jugonさんのX'masを飾るんだろーな〜・・。

素晴らしいX'masがjugonさんに訪れますよう。。
2. Posted by HISA   2007年12月24日 07:47
jugonさんのチーズのご説明を伺っていると
本当に食べたくなってしまいます。一昔前までは
チーズといえばプロセスチーズを珠にいただく
程度だったんですけどね。本当に食の世界もグロー
バル化ですね。

その地の風土に合った食というものがあり、それなり
に守ってはいきたいですが、でもでも世界中の食材が
楽しめるいい時代ですね。
3. Posted by abi   2007年12月24日 10:53
こんにちは、jugonさん(=^・^=)
ホントにチーズって奥が深いんですね〜☆
お勉強された貴重なお話、ありがとうございます
チーズは生きているって感じがとてもしました。
チーズがリーズナブルで、何を頂いてもハズレのない所で(笑
ワインに溺れて暮らしてみたい(ノ≧▽≦)ノ
今日はステキなイヴをお過ごしくださいネ(=^v^=)
4. Posted by jugon   2007年12月25日 12:32
>壁カジさんへ

こんにちは。
お返事が遅くなりました。

これポプラの灰が塗されていて、時間が経つとこんな色になってきます。
丁度、今が食べ頃で、美味しい〜〜んですよ!

私は"ハイジ"を見たことがありませんが、みなさんおっしゃることは同じですね。

壁カジさんにも、素敵なクリスマスがやって来ましたか?
5. Posted by jugon   2007年12月25日 12:42
>HISAさんへ

こんにちは。
お返事が遅くなってしまいました。

そうそう、40才以上くらいだとみなさん6Pチーズがチーズの初体験という方が多いですね。
私が、ナチュラル・チーズで最初に衝撃を受けたのはやはりカマンベールでした。塩分といい旨味といい、食のカルチャー・ショックでした・・・もう30年も前です(笑)

本当にそれなりの理由があっての風土と食ですから、何でもその土地で頂くのが一番美味しいですものね。
身近なところでは、長野に行った時に野沢菜をお土産にするといつも、その味の違いに驚きます。
6. Posted by jugon   2007年12月25日 12:52
>abiさんへ

こんにちは。
お返事が今日になってしまいました。

このチーズを食べたら、ワインを飲まないなんてことはできません。私なんか、見ただけでワインが飲めそう(笑)

abiさんはシェーヴルはお嫌いでしょうか?結構、その香りに弱いという方が多いのですけれど。私も物によっては、それ程美味く感じなかったりします。
でも、クロタンとか上のサント・モールは大好きなチーズです。
それから、先日ランゴ・デ・コースというウォッシュかと思う様なシェーヴルですごく美味しいのに出会いました♪

abiさんも素敵なクリスマスをお過ごしになられたことでしょう。

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