2007年02月25日

チーズ会

Table
私の家で行なった今月のチーズ会のテーマは、ブルー・チーズです。
駅からの道のりは近道で12分。
お迎えに行く予定でいたのに、準備に手間取り行けなかったのと、私の地図が分かりにくかったのもあって、道に迷ったり、地図を片手に困っていたら自転車から降りてまで教えてくださる親切な方に助けられたりと、あいにくの雨の中、みんなドラマティックにやってきてくれました(笑)

Cheese-1持ち寄ったブルー・チーズは全部で12種類。
左の手前から時計回りに、スイスとの国境近くフランスのジュラ山脈の大型のブルー、ブルー・ド・ジェックス(Blue de Gex)、
AOCではありませんが、中はブルー、外は白かびそして灰で覆われた乳脂肪分55%のモンブリアック(Monbriac)はシャンパーニュに良く合います。
その上が、ロック・フォールの牛乳版と言われるブルー・デ・コース(Blue des Causses)、優しい味わいで日本でも人気のフルム・ダンベール(Fourme d'Ambert)、
フルム・ダンベールと同じAOCから独立したフルム・ド・モンブリゾン(Fourme de Monbrison)、そして、フランス、オーヴェルニュ地方産、脂肪分50%で食べやすいブルー・ドーヴェルニュ(Blue d'Auvergne)。

Cheese-2左の手前から時計回りに、世界3大ブルーの一つ、イタリアのゴルゴンゾーラ、優しい味わいで流通量の多いドルチェ・タイプ(Gorgonzola Dolce)、
DOPではありませんが少し珍しい山羊のブルーのイタリアのブルー・ディ・カプラ(Blu di Capra) 、
世界3大ブルー、リッチな食感で強い人気を誇るイギリスのスティルトン(Stilton)、しっかり入った青かびがピリっと効いてここ数年人気復活のもう一つのゴルゴンゾーラ、ピカンテ・タイプ(Gorgonzola Piccante)。

Roquefort世界3大ブルーの一つ、2000年以上の歴史を持ち、洞窟で熟成されるフランスのロックフォール(Roguefort)。







きのこのマリネ牛薄切りもも肉のロック・フォール・チーズ・ソース








本日のお料理は、どれも皆に気に入っていただけて、朝から作った甲斐がありました(^^)v
まず、真鯛の胡麻ソース(写真は撮り忘れ)、きのこのマリネ、ブロッコリとアンチョビのパスタ(これまた写真はありません)、牛の薄切りもも肉のロックフォール・チーズ・ソース。

本日のワイン

流石の私も少し飲み過ぎたな〜と反省のワインたち。
・Brutタイプのロゼ・シャンパーニュは自家葡萄栽培者(R.M.**)による Jacques Picard。
・お友達が持ってきてくれた酸味のエレガントさから絹糸に例えられる、ため息もののプュリニィ・モンラッシュ(Puligny-Montrachet 1995)
・私が以前からワインの分かる人と飲みたかったイタリアのヴェネト州の伝統的な方法を用い南米アルゼンチンで女性醸造家によって造られたマァジ(MASI Tupungato 2004)
・そして、もう一人のお友達ご持参のボルドー、メドック格付け2級サン・ジュリアンのCH.Leoville-Las Casesのセカンド、クロ・デュ・マルキ(Clos du Marquis 1997)
アルゼンチンのものも美味しいけれど、私はフランスのものの酸味にほっとします。
・この辺で止めればよかったのにもう1本開けてしまったボルドー、メドック格付け3級マルゴーのCH.d'Issanのセカンド、オー・メドックのシャトー・ド・カンダル(CH.de Candale 2002)
・デザート・ワインにはソーテルヌ2級畑のシャトー・フィロー(CH.Filhot 2002)

そして最後に、ボリジとミントの砂糖がけを添えたヴァレンタインに作ったガナッシュを出したら、歓声があがりました♪
後は、黄桃のシロップ漬けやドライ・マンゴーなど。ブルー・チーズには甘酸っぱいものがとても合います。
今年の桜の開花は早そうなので、窓から桜が見えるという理由と来月ならまだ道を覚えているから(笑)ということで、来月のチーズ会も私の家で行なう予定です。
来月のテーマはイタリアン・チーズ。

**R.M.について:
・Recoltant-Manipulant(レコルタン・マニピュラン) 栽培者兼製造業者
代々受け継がれてきた土地で、家族経営をして自家葡萄栽培中心の製造をしている業者及び小規模会社。
・N.M.=Negociant-Manipulant(ネゴシアン・マニピュラン) 酒商兼製造業者
シャンパーニュを製造する会社または個人が必要とするぶどうの一部または全部を他から購入する。
・C.M.=Cooperative de Manipulation(コーペラティヴ・ド・マニピュラシオン) 製造業者組合
協同組合名でシャンパーニュの製造販売をする。
因みに世界的に有名なシャンパーニュのほとんどは"N.M."です。

ねこ

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この記事へのコメント

1. Posted by ryuji_s1   2007年02月25日 15:55
jugonさん
チーズ、それに料理、ワイン素晴らしいですね

とても楽しそうに

そして美味しそうです。

ブロッコリーとパルメジャーノチーズ
とても美味しいです、簡単ですしステキな一品になります。
2. Posted by yama   2007年02月25日 18:59
わー、これまたすごいゴージャスですね!
世界三大ブルーチーズだけでもすごいのに
12種類も・・・。
もうどれくらい前か、3チーズの食べ比べは
やったことあるのですが・・・。(^_^;)
僕はどちらかと言うと、食べなれないせいか
ブルーチーズは苦手な方だけど、料理や果物と
あわせると意外と平気なのかもしれませんね。
また挑戦したくなりました。(笑)
3. Posted by 子豚のママ   2007年02月25日 22:35
ワー凄い豪ジャスです。
私もお邪魔したいです。
でもね、ブルーチーズがチョッと苦手なんですね〜
素敵なお料理で素晴らしいわ。
ブルーチーズで一番何が食べやすいですか?教えてくださいお願い致します。
4. Posted by リコ   2007年02月25日 22:57
ブルーチーズは、癖があって食べにくいという印象が強いけど、私はそれほどではなかった・・・
というのは、これだけ種類が多いから比較的食べやすいものだったのかもしれないですねぇ。

なかなか家では登場しませんが、ドライフルーツに
合うことを覚えとこ
5. Posted by jugon   2007年02月26日 11:24
>ryuji s1さんへ

ええ、とても楽しい一時でした(笑) ありがとうございます。

ブロッコリもパルメジャーノも大好きなので、作ってみます。


>yamaさんへ

お久しぶりですね〜、yamaさん。

ブルー・チーズを苦手になさる方って結構多いですものね。
でも、ロックフォールとソーテルヌのマリアージュなども有名ですし、そう言えば、この日はバルサミコ酢のジャムとも合わせてみたんですけれど、いい感じでしたから、チーズだけでいただくのではなくそういうものと合わせてみると美味し〜って思っていただけるかも。
yamaさんもまた挑戦してみてくださいネ。
6. Posted by jugon   2007年02月26日 11:41
>子豚のママさんへ

こんにちは。

みんなでワイワイ、食べたり飲んだりおしゃべりしたり・・・楽しいですよね〜!

ブルーは苦手、でも食べてみたい方にお薦めなのは、中は青かびで外は白かびのとてもマイルドなブレス・ブルーかしら? 私たちがこの日いただいたモンブリアックとか。
後は、デンマークのブルー・キャステロやゴルゴンゾーラのドルチェ・タイプも優しいブルーですよ。はちみつなどと食べても美味しくなります。是非、お試しくださいネ。


>リコさんへ

リコさん、こんにちは〜!

ブルー・チーズのピリっとした味わいと甘酸っぱさが相乗効果を発揮するみたいで、ジャムをつけたり、ドライ・フルーツと一緒に食べだすと私は止まらなくなります(笑)

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